自己破産した時の家族への影響について、一定以上の財産を処分しなければならないため、査定額によっては車を失います。また、持ち家であればこれも手放すことになるため、引っ越しが必要になります。しかし、処分の対象になる財産は破産者の物だけであり、対象になる財産がない場合、家族に影響はありません。ただし、家族が借金の連帯保証人になっている場合、その家族が債務の返済義務を負うことになります。
家族も返済できなければ、一緒に自己破産することになります。財産の処分については、手続きを行った時点で所有しているものが対象になります。その後に仕事で得た収入などが差し押さえられることはないため、生活できなくなることはありません。個人信用情報機関に自己破産したことが記録されますが、これも破産者本人だけであり、家族の信用情報には傷は付きません。
この影響として、破産者がクレジットカードを所持しており、その家族カードを利用していた場合、それらが使用できなくなります。しかし、家族が自分の名義で持っているクレジットカードに影響はなく、使い続けられます。ローンやキャッシングについても同様であり、家族は問題なく利用できます。ただし、連帯保証人を必要としている場合、破産者を保証人にすると記録を調べられ、保証人に信用がないため、審査に通らなくなります。
また、自己破産したことが周りに知られることはないため、家族の進学や就職などに悪影響が出る心配もありません。
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