債務整理は恐くない

多額の借金、そして毎月の返済。利息だけでも毎月何十万もの支払いをしておりましたが、やがて、返済ができない状態にまで陥りました。親にも頼れず、誰にも相談できない非常に苦しい日々が長く続いていました。どうすればよいかも頭が回らない状態、いや、頭ではわかっていたけど、”動けない状態”でした。

しかし、毎日、数時間ごとに催促の電話がなりっぱなしの状態で、眠っているとき以外は、電話のバイブ音に怯えていたことをいまでも思い出します。そして、どうにかしなくては前に進まないと、インターネットなどで調べた結果、債務整理することしかなく、思いきって弁護士に相談することにしました。相談に行くまで、かなりの時間が経過しており、あとになって思えば、なぜ、もっと早く、相談に行かなかったのと自分を責めました。債務整理の選択肢は３つで、１，自己破産２，自己再生３，任意整理です。

私は３，の任意整理を選択しました。任意整理を選んだ理由は、返済し終わったときの体験を自信に変えたいと考えたことと、もうひとつは官報に名前がのらないということの２点です。弁護士が債権者側と交渉して、延滞利息も大幅に減額してもらい、毎月の返済額も十分支払っていける額に設定していただきました。いま現在、すべて支払いは完了しており、毎日の電話に怯えていたころがとても懐かしく思います。

あのとき、勇気を振り絞って、弁護士事務所に電話をかけることができて本当に良かった。債務整理することは決して恥ずかしくもなく恐くもありません。どうか勇気を振り絞って、相談してみてください。