カードローンの審査といっても、他のローン審査と見られるポイントは変わりません。年収、勤務形態、勤続年数、年齢、居住形態、個人信用情報、他社からの借入件数、借入金額などが重要ポイントとなります。カードローンは無担保ローンなので、連帯保証人の属性や、担保に入れる不動産の担保評価額などは審査項目に含まれません。無担保であることはメリットですが、本人の属性だけで審査を受けなければならないことや、大きな金額を借りられないという意味ではデメリットになります。
カードローンというのは、限度額の範囲内ならばいつでも追加融資が受けられるという性質を持っています。通常のローンならば、50万円を借りて毎月5万円を返済し、利息も含めて11回で完済するというように、最初の段階で総返済額や返済期間がはっきりとわかっています。しかし、カードローンではいつでも追加融資ができてしまうため、計算が複雑になります。例えば、「毎月5万円返済、11回払い、返済総額55万円」というローンを組む場合と、限度額50万円のカードローンを組む場合では、後者の方が審査が厳しくなるということは予想できます。
前者では借入金額と返済期間がはっきりしているのに対して、後者では「いくらの金額を借りて」、「完済できるのはいつか」ということがわからないからです。50万円を借りて、10万円を返済したらまた追加で10万円を借りるということもできてしまいます。高い限度額が設定されるためには、将来にわたって安定した収入が見込める職業であることがとても重要になります。公務員や大企業の正社員が最も有利になります。
アルバイトや自営業の人でも、限度額50万円までなら審査に通る可能性はありますが、高い限度額で借りることは難しいでしょう。
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